長女のちょっと困った癖
なくて七癖とはよく言ったもので、人には必ずしも癖というものがありますよね。
長男は指しゃぶりの癖が抜けなくて、5歳の誕生日直前まで寝るときはがっつり指をしゃぶって寝ていました。
おかげで大きな大きなタコができ、しゃぶってる方の親指はちょっとにおう…なんてことがありました(苦笑)
そして、長女にもちょっとした癖があります。
それは入眠時や眠りが浅くなった時に頭を枕やクッションに打ち付けるというもの。
もう1歳過ぎからずっとやっていることだし、最近では回数も減ってきたのですが、やっぱり頭を打ち付けているということもあって心配…。
そんなわけで、先日日本脳炎の予防接種を受けた時に小児科の先生の相談してきました。
そのことについて、忘備録としてメモしておこうと思います。
ちょっと長くなるのでお暇な方だけどうぞ~。
長女の癖
1歳を過ぎたあたりから、眠くなった時や寝起き、眠りが浅くなったときなんかに、枕やクッションに頭をゴンゴンと打ち付けることがありました。
枕やクッションがあるとはいえ、ゴン!ゴン!と穏やかではない音がするのはちょっと心配。
健診のたびに小児科の先生には相談していたのですが、1歳くらいだと壁や床に頭を打ち付ける子は結構いるといるし、成長すれば収まってくるよ。と言われたので、心配になりながらも様子を見ていました。
もともと寝返りをマスターしたあたりからうつ伏せで寝る癖があったので、余計頭を打ち付けやすかったんでしょうね。
早朝の眠りが浅くなってくる時間やお昼寝するときなど、睡眠の前後でよく頭をゴンゴンしていて、それが長女の眠いというサインだなと思うようにもなってきました。
眠ってしまえばおとなしいし、特に痛がっている様子もない。
成長とともに減っていくだろうという先生の言葉を信じて今日まできました。
考えられる原因は?
先生の言う通り、4歳になった今ではだいぶ回数も減ってきました。
でも、やっぱ頭を打ち付ける行為がゼロにはならないんですよね…。
さすがに心配。
脳みそとか大丈夫なんだろうか??
そう思って、再び小児科の先生に相談してみたところ、考えられる原因をいくつか挙げてくださいました。
原因その1:自閉症
長女の癖についてはたびたび自分ではネットで検索していたのですが、その結果一番多く出てくる原因が自閉症でした。
自閉症の子の中には、癇癪を起したときなんかに頭を壁や床に打ち付ける、いわゆる自傷行為をする子がいるそうです。
しかし、長女は怒りっぽく自己中な性格ではありますが、癇癪を起して頭を打ち付けることは過去に1度もないのです。
頭を打ち付けるのは眠い時限定。
小児科の先生には、長女の性格についても簡単に質問がありました。
- 友達と一緒に遊んだりできる?
- 周りの空気を読んで行動できる?
- 教室の隅で一人で遊ぶことは?
まぁ、コミュニケーションがうまく取れているかどうかの質問ですね。
これに関して長女は、友達は多いほうだし自分から率先して友達を作っていくタイプ。
家ではわがまま娘だけれど、幼稚園の先生の話だと、周りの空気を読んで行動できているし、率先してみんなを引っ張ってくれるしっかり者のお姉さんとのこと。
そうなってくると、自閉という可能性は極めて低いとのこと。
原因その2:チック症
子供の1~2割くらいに症状があると言われているチック症。
私も正直名前と、漠然とした症状くらいしか知らなかったのですが、チック症の症状というのは子供によってさまざまなんだそうです。
瞬きや首振りなんかが有名ですよね。
そういえば、長女は1歳過ぎくらいまでは頻繁に首振りしてました。
なんでもない時に突然首を激しく振りだすなんてことがたびたび…。
その時は別段気には留めなかったんですよね。
だってめちゃくちゃ楽しそうだったから…。
首を激しく振りながらキャッキャッしてたので、遊んでいるのかと思ってました。
動きを止めた後は目が回っているみたいで、その感覚を楽しんでいるのかと…。
そのことを話してみたのですが、「今もそれやる?」と聞かれたら答えはノーです。
まったくやりません。
上でも書いた通り、長女が頭を床に打ち付けるのは眠い時or眠りが浅い時限定なのです。
ということで、チック症とも違うのでは?とのこと。
原因その3:夜驚症
寝るとき限定となってくると、考えられるのが夜驚症の類。
夜驚症は夜中に突然泣き叫ぶというのが主な症状ですが、それには昼間起きているときの恐怖やトラウマなんかが原因なんだそうです。
寝る前にひどく叱られたとき、昼間に怖い体験をしたとき。
そんな時は寝ている間に無意識にその恐怖体験を思い出してしまうことがあるんだそうです。
う~ん…そういえば、きつく叱ったときなんかは結構激しかったりするような??
でも、機嫌がよい時でもやるんですよね。
それを伝えると、「う~ん…じゃぁ違うのかなぁ?」とのこと。
原因その4:ストレス発散
夜驚症でもないとするといよいよ原因が分からなくなってきた小児科の先生(苦笑)
デスク上のパソコンで一生懸命可能性を検索してくれましたが、長女に当てはまるものはなく…。
先生が行き着いたのは「もしかしたら、日々感じているストレスと、無意識のうちに発散しているのかもしれないね~」だそうです。
夜驚症とはちょっと違うんだけど、まぁ似てるよね。とのこと。
そうか~ストレス発散なのか~…。
「あんまり叱らない生活をしてみたら?」なんて言われたけれど、私だって好きで叱ってるわけじゃないんですけどね~(苦笑)
まぁお子さんがいらっしゃる先生のことなので、そんなの難しいってこと、わかっていってるんでしょうけどね!
先生が出した結論は?
いろいろな可能性を検証してみた結果、先生が出した結論はストレス発散または単なる癖とのこと。
入眠儀式をする子供がいるように、長女の頭を打ち付けるという行為もその類なのかなぁとう感じ。
また、眠りが浅くなると頭を打ち付けることに関しては、単に寝ぼけているだけなのかも。だそうです。
まぁ確かに、夜中や明け方に頭を打ち付け始めたと思っても、私が隣で声をかけるなり背中をトントンしたりさすってやれば、またおとなしく眠ってしまうんですよね。
日々のストレスに関しては、ちょっと分かる気もします。
長女は幼稚園の年少さんですが、その年少さんの中でも一番のお姉さんとして先生方から接せられているようなんです。
しっかりしていて、「お着替えの補助なんて新学期が始まってからしたことないんですよ!」と担任の先生からも褒められました。
また、お片付けの時間には率先しておもちゃを片付ける姿もよく見られるんだそうです。
自分はバスの関係でおもちゃで遊んでいないのに、まだ遊びたいとぐずっているお友達に代わってお片付けをしているという話も聞きました。
正直、家にいるときの長女とは真逆でびっくり。
家では片づけなんて絶対しないし、最終的には遊んでいない長男に「お兄ちゃん片づけてー!!」と泣き叫ぶ始末…。
夫に叱られれば逆切れとばかりに拳で応戦したりとなかなか過激な一面もある長女。
それでも、しっかりした性格なのも事実で、幼稚園の先生からは「つい年少さんだってこと、忘れて接しちゃうんですよね」なんて言われますし、私たち夫婦でさえ、「そういえばまだ4歳だった」と思うときがあるほど。
ということは、長女は長女なりにものすごく頑張って毎日を過ごしているんだろうなぁと。
そのことが、本人も気づかないうちにストレスとなって入眠時に表れているのかもしれませんね。
もしそうなら、これは反省しなければ…。
あとは、ただ単に癖という可能性もあるそうなので、その場合はもうしばらく様子を見てもいいのかなぁとも思います。
まだ4歳ですし、小学校に上がるころにはなくなっているかもしれないですし。
今回原因について解明には至りませんでしたが、小児科の先生から「心配ないよ」と言ってもらえたことは大きな収穫だったと思います。
長男が発達障害の気があるため、長女もそうだとは言い切れませんし、もしかしたら私たち夫婦が気が付いていないだけで、自閉症のサインなのかも???なんて不安に思うときもありましたからね。
おそらく、成長すれば自然と収まるものだと思うので、あまり気にしないようにしようと思います。
あんまりひどい時はアレですけど…最近はそういうのはめっきり減っているので、このままこの癖が消滅するのを待とうと思います。
小学校に上がるころに、まだ続いているようならもう一度相談しようかなぁとは考えていますが。
なるべく長女のストレスが軽くなるような生活は心がけてあげようと思います。
つい長男にかかりっきりになってしまって、長女は後回し、なんてことが多いのでね。
反省しきりです。
最後に、今回の記事はかかりつけの小児科医師のお話を思い出して書いています。
あくまでも我が家のケースであり、ほかの人もこの限りだとは言い切れないので、似たような症状を持つお子さんがいる場合には一度かかりつけの小児科医に相談してみてくださいね。