白井さんちの子育て事情

発達グレーな長男の家庭学習をメインに、我が家の子育て事情を晒します!

【感想】青空のむこう/アレックス・シラー

こんにちは、白井です。

みなさんは年末年始いかがお過ごしでしょうか?

私はここぞとばかりに本を読んで過ごしています。

目標は積読を解消することでしたが「年末年始は本を読もう!」と思い立ち新たに何冊か買い足してしまったので、積読解消ならず、です。

まぁ読んではいるので、感想などをとつとつとメモっておこうと思います。

 

青空のむこう/アレックス・シラー

購入はいつだったかな……?

まぁ最近買った本です。

新刊コーナーで一番目を引く青空の表紙にひかれて手に取りました。

蝶大雑把に内容を紹介すると、『 トラックにはねられて死んでしまった少年ハリーは、やり残したことを達成するために、150年前に死んでしまった少年アーサーと一緒に<生者の国>に出掛ける話』です。

 

主人公が9歳くらいの男の子なので、いちいち考えていることがピュアでバカみたいで可愛いんですけど、たまにハッとするようなことを考えたりして、それがまた子供らしくて終始ほのぼのとした気持ちで読んでいました。

 

例えば、自分が死んでしまったことで学校ではハリーが使っていたコート掛けやランチボックス入れのところに、真鍮のネームプレートがつけられているに違いないと真剣に思っていたり、教室の自分の席は祭壇みたいになっていてプレゼントや花が山のように置かれていて、教室内はクラスメイトのすすり泣く声が聞こえているに違いない。自分が抜けてしまったサッカーチームはそれはそれはひどい成績を残しているに違いない。

そんなことを真剣に考えて、自分が死んでしまったことを後悔し胸を痛めるんですけど、大人の私にはとうてい考えつかないことで、子供らしくてかわいくて、そんな幼いハリーは死んでしまっているんだよなぁと考えるとこちらも胸が痛みました。

 

これは子供たちが中学生くらいになったらぜひ一度は読んでもらいたい。

きっとハリーの年齢に近ければもっとストンと心に入ってくるんじゃないかなぁ。

私みたいに母親の立場で読むと、どうしてもハリーの両親の立場になって見てしまうので(苦笑)

ハリーが可愛くてかわいそうで胸を痛めてばかりだったんですけど、映画館のくだりは想像したらゾクッとしましたね。

そうか、そんなこともあるかもしれないのか……と。

ゾクッとしたあと、ふふっとなりました。

 

情景描写がきれいで想像しやすく、作中に注釈もついているので小学校高学年くらいでも読める本じゃないかなと思います。

もうちょっと色々書けるかと思ったんですけど、読み終わったのが年明け前だったのでだいぶ忘れてしまったみたいです。。。