付箋?それともマーカー?小学生の辞書活用法
無事卒園式を迎えた長男。
幼稚園とPTAからの卒園祝いの品物は国語辞典と園児が描いた絵をプリントしたマグカップでした!
どちらも素敵なプレゼントです。
特に国語辞典!
夏休みくらいには買ってあげようかなぁなんて思っていましたが、こんな形で手に入るとは嬉しい誤算です。
長男も初めての国語辞典に興味津々。
とりあえず、適当に開いたページに知ってる言葉が載っていないか、載っていたらその言葉の意味を音読させてみました。
総ルビなのでひらがな、カタカナが読めれば長男でも使えるのが嬉しいですね!
ところで、数年前から辞書に付箋を貼りまくる辞書引き学習法が流行っているそうですね。
提唱しているのは教育学博士の深谷圭助先生。
そういえば、何年か前にテレビで紹介されていたのを観たような…。
知っている言葉を付箋に書いて、その言葉が載っているページに付箋を貼っていく方法ですよね。
辞書引き学習法の詳しいやり方はこちらを参照↓
付箋が増えればその分知っている言葉が増えたということで、それを可視化できるのは小学生にとっては良いのかもしれませんね。
一方、私が学生時代にやっていたのは調べた言葉にアンダーラインを引いていくやり方。
マーカーを使ったりもしていました。
長男に国語辞典の活用法を教える時、どちらが良いのか…。
いろんな意見があると思いますが、私なりにメリットデメリットをまとめてみました!
付箋を使うメリット、デメリット
メリット
付箋を使うメリットは何と言っても可視化できること。
知っている言葉を付箋に書いて貼っていくので、付箋が増えればその分知っている言葉が増えたということ。
子供は単純ですから、付箋が増えるのはやっぱり嬉しいですよね!
付箋を増やしたいから、どんどん付箋に書いて貼っていく。
つまり、辞書を開く回数が増える。
これは辞書に慣れていない低学年に、辞書に慣れさせるには良い方法だと思います。
辞書を引くことに抵抗がなくなれば、知らない言葉に出くわした時、ささっと辞書を引くことができますしね!
よく考えられていると思います。
デメリット
付箋を使った辞書引き学習法のデメリットは、付箋が増えると使いにくくなるということ。
1つのページにたくさん付箋を貼っていくわけですから、その分厚みは増していきます。
また、付箋なのでビラビラとはみ出ているのがなんとも…。
こんなことは勉強道具にあまり言いたくないのですが、見た目が美しくないんですよね〜。
スマートじゃない!
それから、知っている言葉を付箋に書いて貼っていくので、言葉を覚えると言う感じではないのも気になります。
ただ貼ればいいだろう、みたいな感じが否めないんですよね…。
マーカーやアンダーラインのメリットデメリット
メリット
調べた言葉にアンダーラインやマーカーを引くので、付箋を貼りまくった辞書と比べるとやはりスマート。
調べた言葉に印をつけるので、2度目に調べたときに「これ、前も調べてたのか!」と気づく事ができます。
- 1度目はアンダーライン
- 2度目は単語の右側にライン
- 3度目は単語の上にライン
- 4度目は単語の左側にライン
こうやって印をつけていくと、4回も調べた単語は四角で囲まれた事になります。
そうすると、いやでも目に入るし覚えようって気にもなりますよね!
デメリット
可視化されないので辞書に慣れていない小学校低学年くらいの子には向かないかも。
まとめ
両方のやり方のメリットデメリットを自分なりに検証してみた結果、わかった事があります。
そもそも、2つのやり方は目的が違うということ!
付箋を使った辞書引き学習法は、とにかく知っている語彙を増やすこと、辞書を引く楽しさを知ることを目的としています。
しかし、アンダーラインやマーカーを使った方法は、知らない言葉を覚えることを目的としている。
最終的にはどちらも語彙を増やすことが目的になりますが、知っている言葉を増やすのと知らない言葉を覚えると言うのは若干違うんじゃないかな、と。
そしてそれらを踏まえた上で、私が長男に勧めようと考えている方法は…
- 知らない言葉に出会ったら辞書を引く
- 調べた言葉にアンダーラインや印をつける
- 調べた言葉のうち、小学校の間に習得しておくべき言葉は専用ノートに書き出す(長男がもらった辞書には小学校の間に習得しておくべき言葉は見出しが赤くなっています)
このようにしていこうかなぁと思います。
やっぱり付箋を貼りまくるのは見た目がスマートじゃないし、子供の小さな手では付箋が邪魔になって使いにくくなる気がして…。
専用の言葉ノートを作ることで、覚えておかないといけないけれど知らなかった言葉が浮き彫りになってきて良いかなぁと。
私は覚えるには手を動かす事が大事だと思っているので。
まだ本格的に使い始めたわけではないので、この方法が長男にあっているかは分かりませんが、とりあえずこんな感じで進めてみようと思います。
実際にやってみて、少しずつやり方を変えていくのもアリですよね。