すぐにでも始めたい!教科書中心学習
今日は今年度最後のお弁当の日でした。
子供たちの通う幼稚園は毎日お弁当なので、毎朝頭を悩ませていましたが、それもひとまず今年度は今日でおしまい!
長男に至っては小学校中学校は給食なので、今日でお弁当も最後です。
二人とも、美味しく食べてくれているといいのですが。
さて、ずっと購入したかった本をようやく手に取ることができました!
親野智可等著の「小学生の学力は「教科書」中心学習でグングン伸びる!」です。
近くの大き目の書店でも取扱いなし。
Amazonに至っては、中古をコピーして定価で売りますよと…。
そんなの誰が買うんじゃい!!
2010年に出版された本だけど、もう手に入らないのかなぁと思いつつ、ダメもとで実家の母に頼んでみました。
すると…
「近くの本屋さんが出版社に問い合わせて取り寄せてくれることになったよ!」
とのこと。
これはありがたい~。
と言うわけで、先日ようやく我が家に届いたこの本をさっそく読んでみました!!
当たり前のことしか書いていない
この本を読んでまず思ったことは、「当たり前のことしか書いていない」と言うこと。
でもその当たり前のことが、「言われてみて初めて気づくこと」でもありました。
まさに目から鱗!!
家庭学習というと、どうしても市販のドリルや問題集を買い与えて「さぁどんどん取り組もう!」となりがちですが、勉強の基本はやっぱり教科書が一番親切で一番詳しく書かれているんですよね。
これは本当に当たり前のことで、当たり前すぎて分かっているようで全然わかっていなかったんだなと思いました。
学校の授業は教科書に書かれてあることをやるわけだし、もちろんテストは教科書から出題される。
よく思い出してみれば、小学校の時の先生はテスト前に必ず「テストの答えは教科書に載っているんだからな~」と言っていました。
なんでこんなことを忘れていたのか。
自分でもびっくりです(苦笑)
何も難しいことは書いてありません。
当たり前のことしか書いてない。
けれども、こんなにもストンと納得できた本は初めてです。
誰でもすぐに始められる
この本には、教科書を使ってどんな学習をしたらよいのかがしっかりと書かれています。
色んな教育関係の本にも勉強方法は載っていますが、「誰でも」「すぐに」始められる勉強方法を紹介しているものは少ないように思います。
でも教科書中心学習は違います。
特別な教材も特別な道具も必要ありません。
誰もが持っている教科書。
たったこれだけあれば、何通りもの学習方法が出来てしまうのです!!
巻末にはポイントを箇条書きでまとめてあります。
本を読む時間が取れない夫には、「取り合えずこのポイントだけは目を通しておいて!」とだけ伝えました。
見開き1ページに8つの取り組み方がポンポンポンと載っているだけなので、サラッと目を通すことが出来ます。
そして夫もこの方法には大賛成。
教科書があればすぐにでも始めたくなってしまいました!
残念ながら長男が教科書をもらうのは入学式の日なので、それまではこれからどうやってこの8つの方法を取り入れていこうかを妄想したいと思います。
なんだかとってもワクワクします(笑)
せっかくなので、長男と一緒に初めての教科書の中身を見てみようかな。
思えば、私は教科書が結構好きでした。
暇なとき、国語の教科書を読むなんて当たり前。
算数のコラムも社会も理科も、やることがないなぁと思ったら結構読み込んでいた気がします。
いつしか教科書嫌い・勉強大嫌い人間になってしまいましたが…。
長男にはいつまでも教科書ってワクワクする楽しい読み物だと思っていてほしいものです。
まとめ
全体を通してとても良い書籍だと思います。
家庭学習に力を入れたい。
でも何をしたらいいか分からない。
そんな人には絶対おすすめ。
ただ、中学受験を考えている人にはこの教科書中心学習だけでは不十分だと思います。
この本の中にも書いてありましたが…。
中学受験の問題って、学校で習わない、教科書にも載っていない、ちょっと捻った特殊な問題が出題されます。
もちろん基本問題も出されるので、教科書を使い倒す方法を取り入れることは損ではないです。
しかし、特殊な問題に関しては いかに類似問題をこなし、問題の傾向に慣れるかが大事だとも思います。
そう言った点では、中学受験を考えている人は教科書中心学習だけでなく、+αで塾なり問題集なりドリルなりを活用する必要がありますね。
我が家のように、中学受験はしない。
でも学校の授業はしっかり押さえておきたい。
そんな家庭にはこの本のやり方はお勧めかと思います。
面白くてあっという間に読み終わってしまったのですが、母が気を利かせて同一著者の「小学生の学力は「ノート」で伸びる!」も送ってくれたので、次はそちらを読んでみようと思います!